70歳以上の選手が参加する古希野球大会に昨日、今日と行ってきました。
8チームが参加して行われた大会は、決勝で那覇クラブがイチマンアッピーを4対2で下して初優勝。
優勝した那覇クラブは、広島、阪神で活躍した安仁屋宗八選手の弟の安仁屋宗順投手(画像・縦じまのユニフォームの投手、71歳)が7回2失点完投の好投で勝利を呼び寄せました。
那覇クラブは、高校野球経験者はメンバーの3分の1と40代50代から野球を始めたメンバーも多いという。
毎週水曜日に3時間の練習を行い、年間50試合以上の練習試合をこなすという、日頃の活動が実を結んで優勝しました。
今大会では、80歳の現役投手の名嘉原盛文(画像・赤いユニフォームの投手)が特別表彰を受けました。
1962年、在沖米軍慰問のために沖縄を訪れた米大リーグ、デトロイト・タイガースと対戦した米兵チームの中に密かに沖縄の社会人野球で活躍していた4人の選手が加わっていました。(市田実著「琉球ボーイズ」)。
名嘉原選手はそのうちの一人。56年経った今も現役プレーヤーとしてマウンドに立っています(当時は内野手)。
楽しみながらも試合中はマジになって声を掛け合う70代の選手たち。いくつになっても夢中になれる瞬間を生んでくれる野球。
その魅力を子供たちにも伝えて野球人口の減少に歯止めをかける良い方法はないものですかね。