坂田ビクトリーズ PICK UP! TEAM

坂田ビクトリーズ

2015-03-14

一人はみんなのために、みんなは一人のために

「野球部のみんなは声が大きくて元気があります」とは西原唯人くん。それが野球のときだけでなく、普段の学校生活から様々な模範生となっていることも坂田ビクトリーズの特徴の一つだ。

甲子園春夏連覇の興南戦士の一人である国吉大陸も、ビクトリーズOB。興南高校でも成績がオール5だった国吉大陸が早稲田大学へ進学、だが野球は卒業して、超難関である公認会計士への道を歩むことを知らせた我喜屋優監督と「在学中に取得」という約束をし、見事合格した。そんな偉大な先輩に続けと、ビクトリーズの前主将、副主将の3人と新主将、副主将の3人の中には、生徒会会長を務める國吉翔太新主将ら、自分のことだけではなく学校全体のことを考える生徒会の役員に携わる子が多い。「友達(部員)といる時間が楽しくて大切」(伊良波拓也)「だからこそ、勝ったときの喜びが大きい」(比嘉玲七斗)など、自分よりも仲間との輪を大事にするONE FOR ALL、ALL FOR ONEが自然と身についていく。

また、ゴールデンウイークには楽しいことも経験。これまでは毎年久米島合宿だったが、父母会が知恵を絞り出し、大宜見貞彦監督の出身地でもある八重山への遠征が決定。真喜良サンウェーブ(去った冬の県大会準優勝)などと対戦し、5戦全敗ではあったが、曙マーリンズと少年荒鷲のナインたちと一緒に食事をしたり、「応援歌とダンスを組み合わせて笑いを取った」(仲宗根洸平)催し物の出し合いなどで野球を通して友情を深めた、有意義で楽しい2泊3日であった。 もちろん楽しいことばかりではない。雨が降ってグランドが使えないときは、学校のピロティーを利用して腕立て伏せや腹背筋など体力作りをする。中でも殆どの部員が「一番キツくて逃げたい」と苦笑いを浮かべたのが、最も多いときで470本という数字を残した素振り。だが、そこから培った忍耐力や我慢強さが試合での集中力へと変わり、昨年夏、2年振りとなる県大会出場を果たした。

たくさんの思い出を築いてきた仲間と大好きな野球で過ごした日々。もうすぐグランドを去る6年生も、その伝統を受け継ぐ5年生以下の部員たちも、それぞれの「夢」に向かってまだまだ走り続ける。それが、自分たちの勝利-VICTORY-に繋がると教えてくれた、指導者と父母への、一番の恩返しなのだから。

TEAM DATA FILE

チーム名坂田ビクトリーズ
創部1977年
コーチ國吉洋、伊良波直也、城間和男、崎原利也、比嘉清征、平安豊
部員数43名
練習日火、木、土、日
練習場所坂田小学校
モットー夢に向かって一生懸命

監督取材

伊良波直也 コーチ

1978年3月2日与那原生まれ。南部工業でも野球部として活動。職域野球でも活躍していたが、息子である拓也くんが2年生の時にコーチとしてチームへ。現在は子供の野球が中心だ。

國吉 洋 コーチ

1967年11月26日首里生まれ。真和志高校卒。7年前、長男の入部をきっかけにチームへ。次男である翔太くんは、現チームのキャプテンを務めている。

 

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