仲順ドラゴンズ PICK UP! TEAM

仲順ドラゴンズ

2015-09-01

打って、打って、打って

打って、打って、打って

平日の練習は、ほぼバッティング練習。フリーバッティング、ロングティー、ティーバッティングが練習のメニュー。攻撃の野球が仲順ドラゴンズのチームカラーだ。

「5年前に県大会で優勝しました。そのときに、はっきりしたのがやはり攻撃が大事だと。守備は体力がつけば自然とうまくなるので、そんなには重要視していません。基本的に野球は点取りゲームという考え方です」と金城監督。

そのため試合中のエラーは全く問題にしないという。

「少年野球ではエラーは普通です。だから誰のせいで負けたというのはうちには全くありません」(金城監督)。

逆にバッティング練習だけしかやっていないことで、エラーで5点取られて負けたら、なぜ6点とれなかったのかと子どもたちに問いかる。

攻撃野球の方針は選手起用にも表れる。バッテリー以外は特定のポジションを固定していないので、試合ではバッテリー以外は打撃の調子がいい子から起用する。

学年に関係なく起用するので、子供達はいつもワクワク。スタメンからはずれた子も試合中に素振りを繰り返し代打での出場を待つ。

そのため子供達も、どのポジションでも守れるように、バッティング練習中にはローテーションで各ポジションにつく。

仲順ドラゴンズの攻撃野球の一つにあるのが「プレッシャーを楽しめ」。

二死二、三塁などの絶対に打つしかない緊張する場面では「このピリピリ感は今しか味わえないんだよ。セフティバントもOK、遠くに飛ばすのもOK」とイメージを想像させる。失敗のイメージをしたら勝てない。

自主性と気付く野球がモットー

仲順ドラゴンズは、もともと北中城村仲順の字の子どもたちでやっていたチーム。

それが30年前に子どもが減って自然と消滅してしまった。そのチームを13年前に、子ども会の活性化を目的に金城監督が地元の幼馴染の友人らとともに復活させた。

再出発は仲順地区の子どもたち6人でスタート。メンバーを募り、ボールも握ったことのない子たちにキャッチボールを教え、1年後にようやく大会出場を果した。

その後は、仲順以外の地域の子どもたちも加わるようになり、大きな大会でも上位に食い込むようになり、5年前には県大会を制した。

チームのモットーは自主性と気付く野球。挨拶や返事などの規律を身につけてもらうことと同時に、自主性を身につけてもらうことを重視している。

練習でも自主性を取り入れてやっており、監督はほとんど指示を出さない。

6年生になると後輩の面倒をみるという責任を与える。フリーバッティング時には、低学年高学年の区別なく自主的に経験したいポジションにどんどん入り、守備のローテーションも子供達が考えて行なう。捕ったらファーストに送球。

届かない子はワンバウンドで投げたりと、いろいろ考えて工夫している。

気付く野球では、「どんどん失敗させるのが仕事」(金城監督)。そして、なぜ失敗したか考えて次の行動に活かす。気付いている子供は、自分で走塁が足りないと思うと、フリーバッティングの合間にどんどん塁に入って走塁の練習をやるという。

試合でも負けを経験させ、何が足りなかったかいつも考えさせるようにしているという。

そして、背番号は自分から頑張っている順にあげる。低学年でも頑張っている子には一桁の背番号も与える。

「自分で覚えるという気持ちがあれば吸収も早く野球も上達します。させられる野球では上(中学・高校)で通用しない。実際に、へただった子が頑張って甲子園で花を咲かせたのを目の当たりにしていますので」と金城監督はチームの子どもたちの未来に期待する。

TEAM DATA FILE

チーム名仲順ドラゴンズ
創立13年前
監督金城健二
コーチ宮城乗昭、玉城章
部員数22名
練習日火、木、金、土、日
練習場所浦添小学校
モットー自主性・気付く野球

監督取材

金城健二 監督 仲順ドラゴンズ

北中城小学校、仲順ドラゴンズのOB。13年前に幼馴染たちとともに、消滅していた字の野球チーム・仲順ドラゴンズを17年振りに復活させ、監督に就任。指導の方針は子どもたちの自主性、積極性を育むこと。昭和46年生まれ

 

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