松田クラブ PICK UP! TEAM
松田クラブ
2015-10-15
阪神の選手といっしょにグランドに
松田クラブの今年の夏休みは一生忘れられない思い出となった。
村内のドリーム大会で優勝し、甲子園球場に招待され、阪神、ヤクルト戦の試合前のセレモニーに参加した。
大観衆の中、エースでキャプテンの大城綾雅君がマウンドに立ち始球式。始球式を終えるとスタメンキッズとして、9人がそれぞれのポジションに散りグランドに立った。
そしてバックスクリーンのビジョンで松田クラブのメンバーは1人づつ選手紹介を受けた。
それから阪神の選手がポジションに着くと、声をかけてもらい握手をかわし、サインボールをプレゼントされた。
あこがれの甲子園で阪神の選手と同じポジションに立つという夢のような体験、スタンドで見守る父母も大感激のできごとだった。
北部南ブロック大会で16年ぶりの優勝
今年のチームは、キャプテンの大城綾雅が大黒柱となり、残り3人の6年生を筆頭に、みんなで盛り上げて元気よくプレーすることで良い結果を生んでいる。
2月の北部南ブロック大会で16年ぶりの優勝を果たし、4年ぶりに県大会へ出場。
6月の北部南ブロック大会も制し県大会へ2季連続で出場することができた。
また、4月の北部選手権では準優勝、宮崎で行われた全九州学童軟式野球西都原大会にも出場した。
県大会では勝利をあげることができなかったが、九州では1勝することができた。
区も協力、恵まれた環境でOBも活躍
松田小学校の校区は松田区のみの一校一区、生徒数も100人余の小規模校。
その中で31人が野球部員。区も協力を惜しまない。
小学校のグランドには区が管理するナイター設備があり、冬場は無償で使わせてもらっている。
大会出場も区が支援する。「区に協力してもらっている素晴らしい環境に感謝しています」と伊芸力監督。チームの歴史も古い。
松田区誌には1952年のメンバーの写真が掲載されている。
伊芸力監督は「こんど松田小学校が創立70周年を迎えるので、チームも同じくらいの歴史を持つと思います」と話す。
長い歴史を持つチームなので区民にもOBが多い。
そんな環境の中から社会人野球でも活躍するOBも輩出している。
沖縄電力の照屋沖縄電力の照屋吐夢選手、ホンダ熊本の佐久本匠選手、エネオスの大城基志選手らだ。
また今年、女子プロ野球球団の東北に入団した前田はるか選手もOB。
現在のチームにも2人の女子選手がおり、8月には女子野球選抜チームの沖縄ガールズの一員としてそれぞれ全国大会、九州大会へも出場、前田選手の背中を追っている。
県大会での1勝が目標
松田クラブの歴史で、県大会ではまだ未勝利という。小規模校ならではの上級生下級生を問わず仲のいいチームは、今、3季連続での県大会への出場、そして県大会での1勝を目指して練習に取り組んでいる。
TEAM DATA FILE
チーム名 | 松田クラブ |
創立 | 1947年頃(松田区史から推測) |
監督 | 伊芸力 |
コーチ | 大城勇人、大保達也、島袋仁、當眞嗣人 |
部員 | 31名 |
練習日 | 火・木・金・土・日 |
練習場所 | 松田小学校 |
モットー | 明るく元気よくプレー |
監督取材
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