西原東ベースボールクラブ PICK UP! TEAM

西原東ベースボールクラブ

2014-12-11

俺たちが西原東BBCだ

― ここから生まれる新たな伝説 ―

約9年間、同じ小学校に通い合う子供たちが、それぞれ二つのチームに分かれては互いに切磋琢磨してきた西原東小学校のブレーブスとリトルスピリッツが、再び一つとなって全てを一新し船出したのが西原東ベースボールクラブ(以下西原東BBC)だ。

40年間もの歴史と伝統があったブレーブスを、史実上消してしまうのは凄く偲び無かったと語るのは、前ブレーブス監督の与儀氏。だが、野球人口が少なくなりつつある昨今の状況も考慮しつつ、何より西原東小学校の子供たちが主役となるべきなのだからと決意し、両チームの関係者へと足繁く通い続けた。だが二つのチームが一つとなることでチーム内にアレルギーは出なかったのだろうか。「子供たちを見ていると、逆に凄い一体感を感じます」とは、新チームの初代監督へ就任した渡慶次司氏だ。以下、近年の県大会出場履歴を見てもらおう。

ブレーブス(2011春夏、12春冬) リトルスピリッツ(11冬、13春)

同じクラスメートで日頃は互いに笑い合う仲間でも、グランドでユニフォームに身を包んでしまえばどうしても敵として見なければならなかった。そんなベルリンの、と言っては大袈裟だが、長きに渡った壁が取り払われた今、以前よりも子供たちに笑顔が見られるようになったのは必然だったのかもしれない。

取材の日、熱田フレンズとの練習試合で先発を務めた銘苅くんが、ファール後の新しいボールをベンチから受け取る際に、深々と頭を3~4秒ほど下げて感謝を示す姿があった。「どこに行っても挨拶が出来る子供たち、感謝の気持ちを忘れない子供たちになって欲しい」と語る渡慶次監督の指導に答えられるチームだからこそ、試合の中でも我慢が出来る。相手投手の豪球に押されていたこの試合も、最小失点で凌ぎ終盤で見事ひっくり返したのだった。

西原のマリンブルーと、空に広がるスカイブルーが融合したような、真新しい青のユニフォームに袖を通すナイン。「俺たちが西原東BBCだ!」Beginning of a Legendはここから始まる。

TEAM DATA FILE

チーム名西原東ベースボールクラブ
スタッフ渡慶次司監督、普天間勇コーチ、安里剛コーチ
創部2014年10月
部員数34名
練習日火・木・金・土
練習場所西原東小学校
モットー挨拶と感謝を忘れない

監督取材

渡慶次 司 (監督) 西原東ベースボールクラブ

1981年5月23日生まれ。
西原東ブレーブスで野球を始める。西原高校在籍中、1999年春季県大会にて前年夏優勝、秋準優勝の沖縄水産を倒し4強入りするなどキャッチャーとしてエースの津嘉山をリードする活躍を見せた。名古屋経済大学を卒業して帰郷。26歳のとき、いとこの子供がブレーブスに入ったことがきっかけでコーチとして参入し域域の子供たちを教えてきた。新チームの立ち上げで初代監督へ就任した。33歳。
西原東ベースボールクラブ 

 

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