石川スワローズ PICK UP! TEAM

石川スワローズ

2014-10-11

兄貴的存在の監督を慕う明るく元気なプレイヤーたち

キャプテンは笑顔の素敵な女の子

この日の取材後、戯れる子供たちを背中に乗せおんぶする監督の姿があった。「とにかく楽しく野球をプレー欲しい」と語る若干26歳の瑞慶山監督は、選手たちとの距離感が近いことが僕の長所かなと笑う。ずっと監督としてチームを率いてきた現代表の安里氏の後を継いで4年前、22歳という若さで監督に就任。不安だらけだったというが、安里氏に助けてもらいながら各チームの監督さんたちと交遊を深めていった。が、やはり試合となると「経験不足」(瑞慶山監督)で簡単に勝たせてもらえない。そんな日々が続いていたが、キャプテンを務める嘉手苅日陽(ひなた)さんを中心に、主力を形成する現メンバーに確かな手応えを感じていた今年の1月、中部北支部学童軟式野球新人大会で勝ち進み準決勝へと導いた。だが、チームを率いて初めての体験となったセミファイナルというひのき舞台に対し、子供たちはもちろん監督自身も緊張していたと振り返る。強豪喜名キングの前に前半はスワローズの野球をさせてもらえず迎えた最終回、負けてしまうと思い泣く選手が出てしまう中、スワローズは驚異的な粘りを見せる。日陽さんに回せば何とかしてくれる!そう信じるナインが塁上を埋めて見事彼女へ繋げた。その思いに応えようと振り抜いた打球がライトの頭上を超える!誰もがランニングホームランと疑わなかったが、無念にも本塁手前でアウトとなってしまい敗れ去ったが、優勝チームと互角に渡りあった記憶に残る素晴らしいゲームを演じた。

父が野球をする姿を見てスワローズに入ることを決めた日陽さん。「小さい子供たちが言うことを聞かないのです」と、キャプテンとしての苦悩を打ち明ける一方、「守っているときなどみんなで声を掛け合っているときが楽しい」と野球をエンジョイしている。妹でもある夏光(なつみ)さんら4人の女の子たちにとっても、可愛らしく且つ選手としての実力もチームナンバーワンの彼女は眩しくて憧れる存在だ。中学でもソフトボールではなく野球に携わりたいと語る日陽さんは、自らの学童野球有終の美を飾るべく、この冬の目標を「県大会へ出場して優勝」と掲げた。四半世紀振りの扉を開いた女子キャプテン。そんなかっこいいシナリオに多いに期待しよう。

TEAM DATA FILE

チーム名石川スワローズ
スタッフ安里朝貴代表、瑞慶山竜士監督久高剛コーチ、嘉手苅尚コーチ
県大会履歴1988年冬の県大会で初優勝
部員数30名
練習日月・水・木・金・土・日
練習場所城前小学校部員数
モットー元気を出して楽しくプレー

監督取材

瑞慶山竜士 監督 石川スワローズ

1988年1月20日石川生まれ。スワローズで野球を始め、石川ポニー、石川高校で主にセンターを務めた。高校卒業後の19歳のとき、友達と二人で当時監督であり恩師でもある安里氏の元でコーチを始め22歳の若さで監督へ就任。試合では子供たちを一切責めず、負けゲームの全てを自らの経験不足と斬る若き指揮官だ。26歳独身。

 

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