浦城ファイターズ PICK UP! TEAM

浦城ファイターズ

2015-04-14

みんなで楽しく野球を

まわりの協力でチームを存続

浦城小学校の学童チームの中では最も長い歴史を持つ浦城ファイターズ。しかし、今年3月に卒業した6年生が新チームをスタートさせる際には、チームが無くなるかもしれないという状況になった。16人いた6年生が引退し、残ったメンバーは5年生6人、4年生が1人、3年生と1年生を合わせても12人。さらに、父母の仕事の関係で、日曜日に送迎のできる人の数も限られていた。監督を引き継ぐことになった銘苅孝司現監督は、まず最初に「このチームで存続できるのか」という問題にぶつかった。チームもメンバーが減ったこととチームを運営していくための人的な問題だった。しかし「子供たちも、ずっとこのチームでやってきたので皆で協力して頑張ってやっていこう」と声があがり、さらに人的問題は前監督、前コーチ、OB等の協力も仰ぐことで新チームはスタートすることとなった。6年生が16人もいて県大会へも出場した前チームとは異なり、4年生も含めたメンバーで戦くことを余儀なくされたチームは勝利が遠かったが、最後の冬の大会で念願の勝利を手にした。銘苅監督は「チームが無くなる無くならないから始まって1年間よくできたと思う。子供達も頑張った、父兄の協力やOB、まわりの支えがあってなんとかできました。感謝です」と振り返る。

 今年のチームは6年生が一人だけで5年生が中心のチーム。「チームワークがとてもいい。野球以外でも、ずっといっしょに遊んでいるんですよ」と笑顔で話す銘苅監督。体が小さくてパワーはないが、足の速い子供が揃っているというチームは、機動力野球を目指している。今は体が小さくて飛ばせないので、こつこつ転がして塁に出て、走って走ってという形で点が取れるように、走塁面とセフティバント、ヒットエンドランを 重点的に強化しているという。その練習でも1プレイ1プレイ、試合と思ってやるように子供たちに意識付けを行なっている。先日行なわれた、春季の浦添の大会。「一回戦は足をからめて得点し1対0で勝ちました。2回戦はコールド負けだったんですが6年生主体のチームを相手によくやったなと思います」と練習の成果を喜んだ。

 チームのモットーは「挨拶はしっかりと」。チームの目標は、挨拶、返事がしっかりとできることと整理整頓。「挨拶とか整理整頓とかをしっかりやって、中学に行っても通用できる子供達になってもらいたい。そして、みんなで楽しく野球ができればいいなと思います。3月に卒業した6年生も皆、中学に上がっても野球をやるということだったので良かったと思いますね」と銘苅監督。子供たちがずっと野球を好きでいてくれることを願っている。

TEAM DATA FILE

チーム名浦城ファイターズ
コーチ村田力夫、中根裕太、赤嶺修、金城隆幸
部員数13名
練習日火・木・金・土・日
練習場所浦城小学校
チームのモットー挨拶はしっかりと

監督取材

銘苅孝司監督浦城ファイターズ

昭和50年生まれ。長男の入部をきっかけに4年前からコーチとしてチームに携わり、昨年1月より監督を務める。自身も小学5年生から野球を始め、港川中学校、宜野湾高校で野球部に所属。投手、外野手としてプレーした。
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